農林水産省が制定した「鶏卵の取引規格書」が鶏卵業界の取引に関する指導基準となっています。

サイズに関しても、この鶏卵の取引規格書で規定されており、卵重(パック中の鶏卵1個の重量)によって6段階に区分されています。サイズを識別するための色も規定されていて、ラベル(サイズ記入欄)の色でも判断ができます。

(イトーヨーカドーではLL、L、M、MS、ミックスサイズを販売しております。店舗により販売しているサイズが異なります。)

※ミックス(さまざまなサイズが同梱されている商品)に関しては規定がありません。
たまごはヒヨコが成長するために必要な栄養成分を持ち合わせている「完全栄養食品」です。
タンパク質、脂質が豊富で、ミネラル(カルシウム、鉄分など)やビタミン類(ビタミンA、B1、B2、D、Eなど)も含んでいます。
(1)高血圧や脳卒中などの生活習慣病予防に効果があると言われています。
  レシチンには血中のコレステロール値を下げたり、血液をきれいにしたり流れやすくしたりする働きがあり、高血圧、
  脳卒中、動脈硬化などに対する予防効果があると言われています。

(2)脳・神経系統の状態を良好にする効果があると言われています。
  レシチンには脳の働きを活発に、神経系統の作用を正常にする働きがあり、自律神経失調症、更年期障害、
  神経消耗、精力減退等の予防に効果があると言われています。

(3)美しい肌と体形を保つ効果があると言われています。
  レシチンには皮膚細胞の代謝を活発にし、シミの原因となるリポフスチンという物質の沈着を防止し、しみ、
  そばかす、小じわを防ぐ働きがあると言われています。
  また、レシチンには不必要な脂肪の蓄積を取り除く作用があるため、肥満の予防に効果があると言われています。
卵黄の栄養価と卵黄の色は関係ありません。
産卵鶏が食べた飼料(とうもろこし等の飼料原料の配合率)によって卵黄の色に違いが出てきます。
尖っている方を下にして冷蔵庫(10℃以下)で保管してください。
そうすることによって、卵黄が浮いてきた際、卵殻に卵黄が直接あたるのを鈍端部の気室という部分が防ぎ、たまごの鮮度を長持ちさせます。
産卵日入りたまごはパック場で衛生的に洗卵してから出荷されていますのでご家庭でたまごを洗う必要はありません。
ご家庭で洗った場合、水と共に雑菌などがたまご表面にある気孔(微細な穴)から入り込む可能性もございます。
時々、米粒程度の血液が混じったたまごがあります。
これは「血斑卵」と呼ばれるもので、正常な鶏が産むたまごで、病気や特殊原料の給餌によるものではありません。
卵巣や卵管などの毛細血管から出血し、たまごに血液が混ざった場合に血斑卵が発生します。人体に害はありません。
卵白のにごりはたまごが自身の鮮度を保つため、生まれながらに持っている炭酸ガスによるものです。
産まれたての新鮮なたまごには、卵白部分に炭酸ガスが多く含まれており、白っぽくにごって見えます。このにごりは徐々に抜けて透明になっていきます。卵黄が盛り上がり、卵白もしっかりしている場合の卵白のにごりは新鮮な証拠です。
3つの特性を利用していろいろな料理が作れます。

(1)凝固性 熱を加えると固まる性質のことです。(たまごやき・ゆでたまご等)
(2)気泡性 かき混ぜると空気を含み泡立つ性質のことです。(メレンゲ 等)
(3)乳化性 お互いに混ざりあわない2つの液体の一方を他方に分散、安定させる性質のことです。
       (マヨネーズ・アイスクリーム等)
産卵日から数日経過したたまごをご使用になると殻が剥きやすくなります。
新鮮なたまごだと炭酸ガスが多く含まれており、加熱されたときに炭酸ガスが卵殻と卵殻膜をくっつけて、剥きにくくなってしまいます。
ゆでた後、すぐに水につけて余熱を取ってください。高い温度で長時間加熱すると、卵白のタンパク質中の硫黄を含むアミノ酸(シスチン・メチオニン)が熱によって分解され硫化水素になり、卵黄中の鉄と結合して硫化鉄になります。
これが卵黄表面が黒くなる原因です。
ゆでた後に急冷することで、発生した硫化水素が卵黄に行きにくくなり、変色が軽くなります。
生たまごの方が日持ちします。
生たまごは生きており、殻の表面にある気孔(微細な穴)から必要な酸素を取り入れ、内部で発生した炭酸ガスを排出し「ガス交換」を行っています。ガス交換を行っているうちに、鮮度は徐々に落ちていきますが、ガス交換が行われなくなった卵に比べると長く保存することができます。
賞味期限は生で食べられる期限です。
賞味期限経過後はお早めに充分加熱調理してお召し上がりください。