顔が見えるお魚。銀 鮭

佐藤一さん

宮城県石巻市

生産者紹介
雄勝で生まれ育ち、家業であったギンザケ養殖を継ぎ、現在は法人代表として、県外から漁師希望で移住してきた若手従業員2人と一緒に日々ギンザケを大切に育てています。雄勝町小島ではギンザケ養殖をしている生産者は私のみとなりますが、生産量日本一のプライドを持って、味良し、見た目良しのギンザケを消費者の皆さんにお届けできる様に、これからも頑張ります。
養殖情報
餌には健康維持および飼料効率改善のため、植物由来の原料や、抗酸化作用があり、身の色を鮮やかにするアスタキサンチンを通常品よりも多く添加するなど、こだわりの飼料を独自に設計しています。省人省力化のための研究開発も進めており、近年では電気刺激式魚類鎮静化装置(特許取得)を開発、導入し、魚の激動を抑え、速やかに活け締めする事で、作業時間の短縮、鮮度の向上、アニマルウェルフェア(動物福祉)の改善に寄与しています。
産地紹介
雄勝町は石巻市街地から車で約40分の場所に位置しており、近くには東北地方最大の河川である北上川が流れ込んでいます。このため栄養分が豊富で、ギンザケ以外にも養殖が盛んに行われています。漁場は雄勝湾内にあり、波の影響を受けにくいのが特徴です。水深は20m〜30mと深いため水質や水温も安定しており、非常に穏やかでギンザケを養殖しやすい漁場となっています。
安全への取り組み
当生産者グループが育てる養殖ギンザケは、国際認証規格に適用したMEL認証バージョン2.0を取得しており、親魚採卵から成魚出荷までの履歴を一括管理しています。ギンザケに与える餌は、一般成分や重金属、微生物の検査を経て、品質証明書発行の配合飼料のみを使用しています。稚魚生産時期から魚粉、魚油を主成分とした餌を与えている為、天然魚と違い、寄生虫混入の心配は無く、生刺身としてもお召し上がり頂くことが出来ます。