北の華の美味しい秘密

にら

2007年07月

北の華の美味しい秘密

北海道

グループ名 大嶋 貢さんグループ
グループメンバー 笠松剛久 、 宮下進也 、 玉森孝義 、 石本顕生 、 大嶋 貢 、 大嶋健司 、 藤木秀雄 、 北島道男 、 木本 勉 、 野口健一

まだ肌寒い初夏の北海道に行ってきました!東京からスーツを着て北海道に向かったのですが、昼間でも気温は14度くらいで、上着を脱がなくてもよいくらいの寒さでした。案内していただいた、地元野方であるJA新函館知内基幹支所の玉森さんも、寒いと言うような気候でした。
今回の主役は、北海道上磯郡知内町でにらを生産している石本さん。それではお話を伺って参りましょう。

北の華

実は知内町は、近在では有名なにらの産地。生産されているにらには、「北の華」というブランド名がつけられ、主に北海道内に出荷されています。東京への出荷もありますが、その数はそれほど多くないとの事でした。
 ところで皆さんはにらの花を見た事がありますか?ねぎ坊主みたいに、つぼみが密集していて、花の色は白く、可愛い花なんですよ。ブランド名「北の華」の由来も、この花からきているそうです。

石本さんご夫妻と、玉森さんです。これからも頑張ってくださいね。

知内産にらの美味しい秘密

石本さんは、知内町ニラ生産組合の組合長。元は田んぼだった所を、減反政策によってにらに転作したとの事。知内町でにらを生産している農家さんは、9割は米からにらへの転作組だそうです。
 現在、知内町ニラ生産組合は組合員が増える一方。それだけにらが、知内町に定着してきたという事ですね。

元気なにらがたくさん生えていました。

知内産にらの美味しい秘密2

にらは多年草で、本格的に収穫ができるのは、定植を行って2年目から。そのため毎年、定植をする畑と収穫する畑を区別して栽培を行っています。石本さんの畑も例にもれず、私が見せていただいたのは3年目の畑。水分管理をしっかりして、味・品質を高い水準で保つことが重要だとの事でした。
「知内のにらは、内地(北海道から見て本州の事)のよりも、じっくり育つから旨味がつまってるんだよ。本当に美味しいのは、3月の1回目に収穫したやつだけど、味には絶対の自信がある。湯がくとすごい柔らかくなって、旨いんだ!」
と、自分が栽培したにらに自信を見せてくれました。玉森さんに伺うと、3月のにらはトマトと同じくらいの糖度があり、とても甘いとの事。また、今の時期でも柔らかくて、甘いのには変わりがないと教えてくれました。

和気あいあいと楽しそうににらを束ねていました。美味しそうなにらの香りが、辺りに広がっていました。

知内産にらの特徴的な食べ方

知内産のにらの特徴的な食べ方としては、にらのしゃぶしゃぶが挙げられます。お湯に通すと一層柔らかくなる知内のにらだからこその食べ方で、ほうれん草のようにおひたしでも美味しく食べられます。

ピンぼけしててすいません!北の華(にらの花)です。

そんな石本さんの自信が詰まった、柔らかくて美味しい北の華。是非1度しゃぶしゃぶで食べてみてください!

北の華の美味しい秘密