人参
2006年09月
十勝ならでは!の秋掘り人参
北海道
グループ名 | 藤川征二さんグループ |
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グループメンバー | 久保靖彦 、 宮尾 寛 、 高下 茂 、 三好雅宏 、 中西一雄 、 津島 朗 、 土田純雄 、 本田康雄 、 茂古沼 美則 |
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どこまでも広がる澄んだ空、大地から湧き立つような雲、山まで続く独特の黒土の畑・・・、今回は、秋の気配漂う、北海道十勝平野の中心部・音更(おとふけ)町よりレポートをお届けします。
これぞ、北海道!〜雄大な十勝平野の自然が育む人参
「人参の収穫、面白いですから見に行きましょう」。この日案内してくださったJAおとふけの渡部さんに誘われて、最初に向かったのは収穫中の人参畑。大型の収穫機数台が広大な畑に散り、次々と人参を掘っていきます。満杯になったフレコンを、今度はクレーン車で吊り上げて輸送用のトラックに・・・。北海道ならではの豪快な収穫風景です。 青い空と真っ黒な土、人参の橙の鮮やかなコントラスト、そして掘りたての人参の甘い香りが、なんとも爽やかな気分にさせてくれます。
その広大さには思わずため息。日常の作業風景すら絵になります。
独自の生産基準と最新システムの選果場
JAおとふけのにんじん生産部会では、北海道の自然資源をフルに活用し、さらに独自の緻密に計画された生産基準(厳しい栽培基準だと思います)に沿って栽培しています。 それだけではありません。収穫された人参は、昨年稼動したばかりの選果場に運ばれ、何段階にも渡る予冷、洗浄、選別にかけられます。「誰が、どこの畑で、いつ収穫したものか、一箱からトレースできるんですよ」と渡部さん。ひとりひとりの生産者のこだわりを、最新のシステムで十全にバックアップする・・・。 年々伸び続ける、音更ブランドの強さのを感じました。
大型の人参専用収穫機。本州ではまず見ることはできません。
「いい産地持ってるね」〜そんな風に言われる産地になりたくて
「バイヤーさん同士で、『音更、いい産地持ってるね』と話題にしてもらえるような産地になりたいですね」と渡部さん。広大で豊かな大地を背景に、品質の高い野菜を生産するのはもちろん、生産者の顔やこだわりも見える産地づくりをしていきたい・・・。
昨年稼動の“顔が見える”選果システム。トレーサビリティも万全。
「フレコン」とは
フレコンバックの略、畑で収穫した人参やじゃがいもを詰め込む、ビニール素材の頑丈な大きな袋(1トンぐらいは収納可能)です。
JAおとふけ・渡部さん。産地が大きくなると大変と言いつつ、笑顔はうれしそうです。
志もどんと大きな音更ブランド、これからも目が離せません。