高原のほうれん草

ほうれん草

2012年03月

高原のほうれん草

群馬県

グループ名 尾池純一さんグループ
グループメンバー 臼木英司 、 角田昌義 、 金井利司 、 金崎 努 、 笛田一二 、 尾池純一 、 木村新二郎 、 鈴木忠良

さて本日は、群馬県利根郡昭和村に訪問させていただきました。

昭和村は赤城山麓に広がる村で、こんにゃくと高原野菜などの産地として知られています。
利根郡の最南端にあり赤城北麓に位置し、扇状の形態をしています。
昭和村の標高は260〜1,461m。500〜800m付近はゆるい傾斜のいわゆる赤城高原地帯を形成しています。

雪解けの水がきれいに流れる昭和村

訪問させていただいた日はとても暖かく、斜面には雪解けの水が流れていました。
後々聞いたところ、前日は豪雪で車も雪に埋もれる程だったとか。

さわやかな冬晴れ!!
雪解けの水がきれいに流れていました。













木村さんへインタビュー!

さてさて、産地の説明はこれくらいにして、
早速ほうれん草生産者の木村さんにお話を聞いていきます!

木村さん。
笑顔がすてきなとても優しい方です。













ほうれん草を栽培して35年!

○さっそくですが、木村さんはほうれん草を作り続けてどれくらいですか?
 『ほうれん草は、35年くらいになるかな?』

○35年ですか!もうプロフェッショナルですね!
 『いやいや、私なんてまだまだ。毎年が勉強ですよ!』

○ほうれん草栽培はやっぱり難しいのですか?
 『ほうれん草をハウスで栽培していて特に難しいのが水の加減かな。やり過ぎるとベチャベチャになるし、少し気を抜くと水はけが良いからすぐにカラカラになってしまう。水をやるタイミングも天候・気温によって微妙に違ってくるし、毎年反省が残るとこですね。』

○そもそも、木村さんはどうしてほうれん草を?
 『ほうれん草は小規模の区画でも栽培できるため、この土地に合っているんだ。それにこの土地は標高が高く、またなだらかな傾斜になっているから昭和村内でも気温の差があるんだよ。その気温差をうまく利用して年中ほうれん草を栽培することができるんだ。メインの出荷時期は6〜9月で、平野部の産地が出荷できない時期に出荷できるメリットがあるんだ。もちろん冬場の降雪時期の栽培は難しいから苦労もあるんだけどね。』

○ほうれん草の栽培で気を使っているところは?
 『ほうれん草だけでは無いけど、なにより農薬をできるだけ使わないところ。日ごろの作業の負担になるからやりたくないってところもあるけど、それよりもお客さんに安心して食べてもらいたいからさ!』

木村さんのハウスの中です。
皆さん作業中。

大事に栽培したほうれん草です

○木村さんはほうれん草は好きですか?
 『もちろん! 毎日と言ってもいいくらい食べてますよ!』

○どんな食べ方が好きですか?
 『バター炒めとかも美味しいけど、一番はシンプルにさっぱりと食べれる「おひたし」かな。』

○最後にお客様に一言!
 『毎日気を使いながら大事に栽培しているほうれん草です。美味しいほうれん草を出荷できるようがんばっていますので、是非食べてみてください!』

お話を聞いている間も終始笑顔で答えてくれた木村さん。
人の良さがにじみ出ていました!
そんな木村さんが大事に育てたほうれん草を、是非食べてみてください!

高原のほうれん草