喜んで食べてもらいたい

ピーマン

2011年07月

喜んで食べてもらいたい

茨城県

グループ名 池永秀雄さんグループ
グループメンバー 高島高之助 、 須之内俊一

今年もとても暑い日が続いていますね。訪れた産地は茨城県神栖地区。神栖地区は茨城県内でも農業の盛んな地域で、なんと言っても全国的に有名な作物はピーマン。生産量は全国トップレベルを誇っています。みなさんもどこかで神栖地区のピーマンを手にとっているかもしれませんね。今回は大産地でピーマンを長年栽培している生産者の須之内さんにお話を伺ってきました!

経験と挑戦

須之内さんはこの地域でピーマンを栽培してなんと30年。ピーマン栽培の大ベテランです。今ではピーマン一筋に丹精こめて栽培しているそうですが、30年の経験があるにも関わらず、今でも新しい栽培方法を模索し、挑戦しています。現在行っている栽培技術の1つとして天敵資材を使用しピーマンを栽培することだそうです。天敵とは害虫を除去してくれる昆虫のこと。昆虫が害虫を除去してくれるので、農薬を使用する回数を減らせることができるとのことでした。そのほかに、ピーマンの品質も良くなったともおっしゃってました。良いピーマン作りには経験と挑戦が欠かせません。

生産者の須之内さん。暑い中、いろいろ教えて頂きありがとうございました!

土へのこだわり

須之内さんの畑はサラサラとした砂地のような畑でした。海に近い土地柄なので、その影響で砂地になっているのではとのこと。その土の成分検査を毎作ごとに行い、成分のバランスを見ながら堆肥や肥料の使い方を変えているそうです。ピーマン栽培に合う土台を作ることが基本。その考えがあるからこそ、どうしたら良い土作りができるかの勉強もされていました。やっぱり、野菜作りには土作りが大切なんだとお話を伺って、改めて実感しました。

快く畑を案内してくれました。

喜んでもらいたい

お話を伺った時、一番初めに出た須之内さんの言葉は「安全なピーマン栽培を目指し、子供が美味しいと言ってくれるピーマンを作りたい。」でした。その時の表情はとても優しい表情をされていました。その思いが畑にも表れていて、農薬の使用する回数を減らす栽培方法のほか、須之内さんの畑にはいろいろな工夫がされていて、そこになっているピーマンを食べてくれる方達へのメッセージが込められているかのように優しい色をしていました。

ここに昆虫がいるそうですが、見えますかね?

優しい色をしたピーマンでした。

須之内さんのピーマン。食べてみたらその優しさが感じられるかもしれません。

喜んで食べてもらいたい