ミニトマト
2008年08月
海風とミニトマト
北海道
グループ名 | 楢木好恵さんグループ |
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グループメンバー | 伊藤芳昭 、 越後浩義 、 岩城国男 、 小池裕明 、 松本明人 、 増田優治 、 大場知行 、 藤岡浩晃 |
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今回は北海道の石狩市でミニトマトの栽培をしている小池さんの畑にお邪魔しました。
石狩市は札幌から車で約30分〜40分という近さにありながら、山と海の両方の自然をを楽しめる場所として知られています。この地域で育てられるミニトマトがどのようなこだわりで栽培されているか早速、聞いてみたいと思います。
手間を惜しまない
小池さんの畑を訪れて、まず目を引くのは、畑のきれいさです。小池さんは畑を常にきれいに保つことを心がけています。畑仕事に出かける際は必ず愛用のハサミを利用して、枯葉を落としたり、成長が止まってしまって商品にならないミニトマトも見つけてすぐに落としたりしています。これはミニトマトに多くの栄養分を与える為に、余計なものに栄養素をとられないようにする工夫だそうです。こうすることで、栄養分が成長中のミニトマトに集中するので、きれいなミニトマトができると小池さんは語ります。
ホントにきれいな畑です。
どんどん引っこ抜け!
ハサミで余分なものを除いていくのと同様に、畑に生えている雑草もどんどんととっていくそうです。やはり雑草も畑の栄養分を吸収してしまうという面もあるのですが、雑草を放置しておくと、ミニトマトに対する病害虫が繁殖してしますそうです。マメに雑草を取ることで、病害虫の発生を防ぐことができます。その結果、農薬の使用量も減らすことができ、安心で安全なミニトマトを届けられるということだそうです。
畑でとれたミニトマトがここから出荷されます。
風がミニトマトを守る
農薬を極力使わずにミニトマト作りをすることが小池さんのモットーです。そんな小池さんに周りの環境も味方をしてくれます。石狩市は海に近い地域ですので、風の強い日が多いそうです。小池さんはハウスで栽培しているのですが、そのハウスを常に開放し、石狩に吹く風をハウス内に入れるこで、ハウス内がとても乾燥するそうです。乾燥状態にすると、湿気の好きな病害虫の発生を防ぐことができます。石狩の環境は小池さんの目指すミニトマト作りに最適な環境なのですね。
左から小池さん、部会長の越後さん、JAいしかりの前田さんです。みなさんいつもありがとうございます。
赤々としたミニトマトがとてもおいしそうですね。
小池さんのミニトマトは本当に気配りたっぷりのミニトマトなので、手にとって実感してみてください。