ピーマン
2008年08月
サラブレッド級のピーマン
北海道
グループ名 | 竹中浩二さんグループ |
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グループメンバー | 今野道博 、 斉藤弘之 、 川村信之 、 中村忠行 、 田口 修 、 田口良治 |
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夏真っ盛りの8月に入りました。蒸暑い日が続く中、皆さんは今年の夏を満喫しているでしょうか。
今回訪れたのはピーマンの産地である北海道の新冠町に行ってまいりました。新冠町はサラブレッドの町といっても過言ではないほど、誰もが知っている歴史上に残る馬を輩出している町なんです。町の中を移動していると、たくさんの牧場があり、多くの馬の姿を見かけられます。
このように畜産業の町でもありますが、ピーマンの産地としても有名な地域でもあります。それはこの地域は、春先の日照が多く、気温も北海道の中では温暖なほうなのでピーマンにとって恵まれた環境にあるからです。では早速、生産者の方にお邪魔したいと思います。
お馬さんの恩恵受けてます
今回はピーマン生産部会に所属する川村さんの畑にお邪魔することにしました。川村さんはハウスでピーマンを栽培していますが、この土地で栽培することでピーマンに良いことってありますか?と聞いてみると「周囲で畜産業を営んでいるので、堆肥を多く畑に入れられること」と言っていました。この地域では馬や牛の糞を堆肥化して使用することが他の地域より容易にでき、多量の堆肥を畑に投入することができるそうです。良質な堆肥を投入することで、畑の地力を高めています。まさに、お馬さんの恩恵を受けていますね。
色、艶の良いピーマンです。
強い体に育てる
地力を高めることで、ピーマンが畑から多くの栄養素を吸収して、病気に強く成長するそうです。川村さんは「農薬を使用しないで、おいしいピーマンを作ること」が目標で栽培をしています。ここに、ピーマンのおいしさを保ちつつ、安心・安全なものを作ろうとする川村さんの生産者としての心意気がうかがえます。
この畑で自慢のピーマンが生産されています。
素材の良さを!
川村さんのピーマンの特徴は、瑞々しく甘みが強いというところだそうです。「調理方法を選ばずに素材の良さで勝負できるピーマンだから、料理が得意でない人でもおいしく食べられますよ」と自負していました。又、ピーマンの素材の良さをもっと多くの人に分かってもらいたいとも川村さんは言っていました。お話を聞いていて、ピーマンにかける思いの大きさを肌で感じました。
生産者の川村さんです。ピーマン作りに気合を入れています。
是非、新冠で採れたピーマンを見かけたら、その素材の良さを実感してみてください!