”竜馬”参上!?

なす

2007年11月

”竜馬”参上!?

高知県

グループ名 有岡只祐さんグループ
グループメンバー 井上章夫 、 手島康之 、 小島廣通 、 博田博文 、 有岡輝明 、 有岡良行

高知県安芸郡安田町に行ってまいりました。鮎が釣れる事で有名な安田川が流れ、山と海に囲まれた自然豊かな町です。
 今回の主役である、有岡良行さんは、高知県の名産であるなすの生産者さん。「顔が見える野菜。」に初期から参加していただき、毎年この時期から5月下旬ぐらいまで有岡さんのなすが店頭に並びます。

部会の風景

有岡さんの所属する”安田ミネラル会”は、安田町の有志のなす農家さん6名が集まって結成されている部会で、全員が「顔が見える野菜。」のメンバーです。
 全員で出迎えていただいた後は、いつも開催している安田ミネラル会の部会に参加させていただく事に。確認責任者の公文さんの指導の下、毎月最低1度はこうして全員で集まって、栽培に関する情報交換や意見交換を行っているのだとか。使用している農薬や、肥料の話が全員で行われ、お互いの栽培状況を話し合いながら、活発な議論が交わされていました。
「こうしてお互いの状況を話し合う事で、個人だけじゃなくて部会として全員でレベルアップしようと思ってるんだ。高知はなすで有名だけど、安田ミネラル会のなすは高知のなすの中でも特別良いって言われたいからね。」
と、有岡良行さんの息子さんで、現在の安田ミネラル会の代表を務めている有岡只祐さんが教えてくださいました。

部会の風景です。皆で活発に話し合っていましたよ。

竜馬

その後、只祐さんに案内していただき良行さんの畑を見せていただける事に。畑に行く途中の細い道の両脇には、なすを栽培しているビニールハウスが建ち並んでいて、収穫前のなすがあちこちに見られました。
 一口になすと言っても、色々な品種があるのですが、安田ミネラル会で栽培している品種は、その名も”竜馬”と”はやぶさ”。正に高知での栽培に適しているようで、他の品種よりも断然品質・味が良くなるそうです。

有岡さんの畑です。

こだわりの土づくり

栽培についてのこだわりは、部会の名称にも入っているミネラル分の適切な施用だそうです。土壌診断を行い、土中の成分の分布を分析し、その結果に基づいて不足している成分を適量補給してあげる。簡単に聞こえるかもしれませんが、量やタイミングの判断がとても難しいんです。
「この辺は安田川のお陰で水に恵まれているから、あとはきちんと土を作ってあげれば良いなすができると思う。堆肥とか有機質肥料を多く使って、毎年土づくりにこだわってるんだよ。農薬もできるだけ使いたくないから、試験的に畑ににんにくを植えたり、ハーブを植えたりしてるんだ。虫が減ったっていう実感は、今のところないけどね。(笑)」
と只祐さん。良いなすを作りたいという意識の元、色々な工夫をしているのがわかりますね。

左から、確認責任者の公文さん、有岡只祐さんとそのご家族です。これからも頑張ってくださいね!

なすが綺麗に輝いてますね!ここから皆さんの元に届きます。

安田ミネラル会の皆さんのこだわりがたくさん詰まったなすです。店頭で見かけたら是非手にとってみてくださいね!!

”竜馬”参上!?