秋の味覚!さつまいも。

さつまいも

2007年09月

秋の味覚!さつまいも。

茨城県

グループ名 掛田佐智子さんグループ
グループメンバー 阿部力男 、 井川 忠 、 掛田佐智子 、 掛田昌俊 、 久保一行 、 渋谷文夫 、 小沼秀明 、 松下勝市 、 森田 茂 、 成田 進 、 斉藤力男 、 大貫一彦 、 内山市也 、 箕輪栄次 、 齋藤正美

台風が過ぎて、よく晴れた空の下、今回はさつまいもの畑を見に、茨城県行方市に行ってまいりました。出荷業者であるアイワイフーズの板橋さんに案内していただき、主役の斉藤力男さんのお宅へ。それでは斉藤さんのお話を聞いてまいりましょう!

斉藤さんとさつまいも

斉藤さんは、現在さつまいもだけを栽培している、さつまいも専門農家さん。以前は人参やジャガイモなども栽培していたのですが、年齢を重ねるに従って栽培する品目が減ってきたとの事。「歳のせいだよ。」と笑いながら理由を答えてくれましたが、さつまいもの栽培面積は、なんと2.5ヘクタール。「この辺のさつまいも農家の中では面積は少ない方。」と言いながらも、かなり広いですよね。

斉藤さんの畑です。広いですよね?。

土づくりが一番重要

さつまいもは多肥を好まず、肥沃ではない土壌でも割とよく育つ作物なのですが、斉藤さんは毎年きちんとさつまいものために土作りを行っているとの事。「毎年ほぼ同じ資材を使ってるんだけど、化学肥料はあまり使わないんだ。土を調整してあげる事が一番重要だね。」と、土に対する思いを教えてくれました。

左が板橋さん、右が斉藤さんです。お忙しい中ありがとうございました!

最適の条件で保管

さつまいもの貯蔵庫も見せてもらえる事に。「今は入れてないけど、冬なんかは満杯まで入ってるんだよ。」と説明してくれた貯蔵庫は、土袋をサイドにブロック塀のように配置し、籾殻を屋根の上に敷き詰めて温度対策をしていました。「夏は涼しいし、冬は暖かいんだよ。さつまいもにとっては最良の条件を、自然が作ってくれるんだ。」と、教えてくれました。

収穫したさつまいもは、冬の間ここで貯蔵されます。夏はひんやり、冬はあたたかいそうです。

天才発明家!斉藤さん

現代の農業では、たくさんの種類の機械が使用されています。労働力が不足している事もありますが、人手で作業をするよりは時間的に早く、正確な管理ができるという理由もあります。各メーカーにより、改良も頻繁にされています。その度ごとに機械を購入していたのでは、農家さんの採算が合わなくなるのは必然ですよね。
斉藤さんの家にも、例に漏れず農業用の機械が並んでいました。しかし、他で見る機械とどこか違うような気がしてたところ、「それは元々田植え機だったんだよ。後ろにワイパーとタンクを付けて、乗りながら農薬を散布できる機械に改造したんだ。そっち(さつまいもの洗浄機)は型落ちになってきたから、さつまいもにシャワーをかけられるように改造したんだ。こういう機械は買うと高いからね。工夫しながら使ってるよ。」と、違和感の答えを教えてくれました。

斉藤さんのさつまいもです!綺麗なさつまいもですよね。

これが斉藤さんお手製の農薬噴霧器です!

栽培にも、使用する機械にも工夫を凝らしているのですね。斉藤さんの工夫がつまったさつまいも。秋を感じるためにも、是非ご賞味ください!

秋の味覚!さつまいも。