鹿屋の漁師たちが育てた元気なかんぱち

かんぱち

2006年10月

鹿屋の漁師たちが育てた元気なかんぱち

鹿児島県鹿屋市

グループメンバー 八木保、黒木修、田村真一、新村栄一、新村正幸、大窪輝幸、大崎保幸、鵜瀬輝海、八木良隆、田村数男、下浜実

鹿児島県鹿屋市。大隈半島の中央部に位置し錦江湾に臨む自然豊かで温暖なところ。今回訪問 したのは、ここ鹿屋でかんぱちの養殖に取り組む、鹿屋漁協の生産者の皆さんです。

活きのよさ、見てください!

空は晴れわたり、青い海が広がる。太陽の下、潮風を切りながら進む漁船は壮快です。「顔が見えるお魚。」として出荷していただく生産者の一人、八木保さんの生簀へ到着。ちょうど給餌している最中です。
「八木さん、餌の食いはどうですか?」「いやー、上々です!」すごい勢いで餌に食いつく元気なかんぱち。活きが違います!

鹿屋漁協の皆さんです。

漁場にもIT化の波!?

鹿屋市漁協から生産者の皆さんへ毎日発信しているデータがあります。水温などの漁場環境のデータです。

養殖において漁場の環境は大切なポイント。生産者の皆さんは、日々、漁場の環境をチェックしながら、かんぱちの状態をしっかりチェックしているんです。元気なかんぱちの秘訣は、「漁師の愛情」+「少々の IT」だったんですね。

PS:「顔が見えるお魚。」では、携帯電話サイトで生産者の方々の情報を公開しています! 店頭でもIT化! 是非ご覧くだ さい。

給餌の準備をする生産者の八木保さん。

大きな掃除機、発見!

漁場を回っていると生簀の清掃作業に遭遇。生簀は8m×8m×8mの金網です。金網には海苔やふじつぼが付くので、生簀の潮通しを良くし健康なかんぱちを育てるには、金網の掃除が必要なのです。

それではどうやって掃除するの? そこで活躍するのがマシンがあります。水中カメラが写しだす画面で生簀の金網を確認しながら操縦し、網の掃除ができるんです。便利です! ただ やはり高価なようで普及率はまだまだ。生産者の方々の大半は、生簀掃除専門のダイバーに潜ってもらい掃除しているそうです。

餌をあげると・・・
すごい食いつきです!

■新鮮なかんぱち頂きまし た!

お昼休みに、水揚げしたばかりのかんぱちを頂きました。レシピはカルパッチョ。旨みが深く、且つ、あっさりと食べやすい。大変美味しく頂きました。
実はこのカルパッチョ、「顔が見えるお魚。」の生産者の一人、新村正幸さんが、解体から盛り付けまで料理してくれ たんです。普段の大胆さとは違う一面が見れてこれまた新鮮(笑) ありがとうございました!

漁場環境のデータです。

生簀を清掃中。画面がわかりにくいのが残念です。。

鮮やかなカルパッチョ。頂きます!

美味しいかんぱちづくりを目指し、生産者の皆さん同士で切磋琢磨しながら情熱を注いで育てたかんぱち、是非お召し上がりください!

鹿屋の漁師たちが育てた元気なかんぱち