熱心に研究しています!

ミニトマト

2013年04月

熱心に研究しています!

山形県

グループ名 青木雅幸さんグループ
グループメンバー 阿久原昭男 、 安部邦勝 、 荻原弘幸 、 加藤寛幸 、 菊地孝雄 、 橋本秀一 、 広瀬貴隆 、 荒井正信 、 紺野伊久雄 、 佐藤元泰 、 佐藤俊弘 、 菅野光昭 、 青木雅幸 、 斉藤清一 、 竹田義一 、 竹田俊雄 、 朝倉勝雄 、 長沼賢一 、 藤野宏平 、 梅津昭宏 、 浜辺 寛 、 柳生圭祐 、 淀野茂一

山形県南部、山にはまだ雪の残る置賜地域。
今回は山形県のミニトマト生産者の方々の圃場確認会にお邪魔してきました。

圃場確認会とは?

こちらのグループでは、年に1回、全員の圃場を全員で確認して回ります。確認には種苗や土壌分析のプロの方も同行し、ミニトマトの生育や土の状況をチェックし、専門的なアドバイスを行います。そのアドバイスに真剣に耳を傾け、また、お互いに相談し合う生産者の方々の研究熱心な姿がうかがえました。

山にはまだ雪の残る山形県。桜はまだ満開一歩手前でした。

ミニトマト栽培に大切なこと

ミニトマトの生長に大事なポイントは数えあげるとキリがありませんが、中でも大事なことの一つが「温度調節」です。環境が暑過ぎても寒すぎてもミニトマトはうまく育たず、病気になってしまったりするそうです。天候はコントロールできないので、温度調節は難しいそうです。

「子どもを育てるのと同じ。風邪を引くと困るでしょ。鼻水が出るくらいならいいけど、こじらせると大変。」
と、わかりやすく教えてくださる生産者がいらっしゃいました。ミニトマト生産者の1人、長沼賢一さんです。

圃場確認会の様子。みなさん真剣です。

豪雪地帯でぬくぬく育てる

長沼さんの圃場がある飯豊町は、東北地方有数の豪雪地帯です。そんな中、種をまくのは1月。平均気温が零下になるこの時期、種をまいても大丈夫なのでしょうか。
「「温床線」という道具を使うんだよ。人間で言うと、電気毛布を敷くようなもの。土を温めて種をまくんだよ。」
なるほど、だから厳しい冬でもミニトマトがぬくぬくと育つことができるんですね!

長沼さんのハウスです。冬は2メートル近く雪が積もることもあるそうです。

それぞれ、こだわって栽培しています

長沼さんをはじめ生産者のみなさんは、美味しいミニトマトをお届けするために、それぞれの環境でそれぞれのこだわりを持って栽培しています。

今回お話をうかがった、長沼さんです。ありがとうございました!

黄色の花が枯れて、実が成ります。

圃場では順調に育つミニトマトが見られましたが、その姿には生産者のみなさんの日々の研究と工夫が隠されているんですね。
ミニトマトの実が赤く熟してきたら、5月下旬よりいよいよ販売予定です。店頭で見つけたら、是非食べ比べてみてください!

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