安全印 HACCP認証を受けた加工場

かんぱち

2012年06月

安全印 HACCP認証を受けた加工場

鹿児島県鹿屋市

グループメンバー 八木保、黒木修、田村真一、新村栄一、新村正幸、大窪輝幸、大崎保幸 計7名

今回は、かんぱちの養殖を行っている鹿児島県鹿屋市を訪問しました。
鹿児島空港から車で 南下すること1時間半、大隈半島のほぼ中央に鹿屋市は位置しています。かんぱちが育てられている錦江湾は九州最南端、平均水温20℃を超える大変暖かい海 です。暖かい水を好むかんぱちにとっては、非常に育ちやすい環境となっています。

加工場での安全への取組み

何度か訪問させていただいている鹿屋市漁協さん。産地では「顔が見えるお魚。」基準を遵守した、安心・安全への取組みが実施されていました。
お客様に安全なものをお届けしたい、この思いは生産者だけが持っているわけではありません。加工場においても、安全への取組みが実施されています。
今回は、安全への取組みを行う加工場について、ご紹介いたします。

かんぱちの加工場です。

HACCP認定工場

鹿屋市漁協さんの加工場は、かんぱちが水揚げされるすぐ近くに位置しています。
扉を開け中に入ると、左手に 立派な額が目に入りました。中の文字を読んでみると「登録証明書 HACCP」と書かれてあります。
この工場は HACCPの認定を受けているんですね!

HACCPというものを聞いたことはあるでしょうか? これは国が推奨している食品の衛生管理の手法で、その はじまりはアメリカでの「ある食品」の衛生管理を行うためのものでした。
その食品はというと、なんと「宇宙食」。
宇宙食の安全性を確保するために開発 された、衛生管理の手法です。

HACCPの認定証が飾ってあります。

「HACCPを導入したおかげで、従業員がリスクを意識するようになりました」
そう語るのは、加工場の工場長。
「HACCPを取得するためには、加工工程の中でどこにリスクがあるかをしっかり把握し、予防に努める必要があります。
この加工場では、各加工室の温度、金属検出機の動作検査結果など、加工に関わるものの記録を、日々つけいてます。
また、加工場で使用する器具の衛生検査を定期 的に行うなど、衛生管理には細心の注意を払っています」

加工場での衛生意識があり、それを実行する体制が整えられているからこそ、衛生管理をしっかり行えるんですね。

加工場の内部の様子です。

生産者との話し合い

加工場を見させていただいた後、生産者の方々と意見を交換しました。
お 客様が求めているものは何か、どうすればもっと広くかんぱちが親しまれるのか。
実際に産地に伺い、こういったコミュニケーションをとることで、生産者や加工場の方々の思いを知ることができます。

生産者・加工場の方々と意見を交換します。

今回の出張では、生産者の方々の思い、加工場の取組みを知ることができました。
鹿屋市漁協の生産者の皆さん、加工場の皆さん、ありがとうございました!
これからも安全でおいしいかんぱちを、よろしくお願いいたします!

安全印 HACCP認証を受けた加工場