真鯛の生簀はどこにある!?

真鯛

2009年09月

真鯛の生簀はどこにある!?

三重県北牟婁郡紀北町

グループメンバー 浜口敬哉

今回は三重県北牟婁郡紀北町の浜口敬哉さんの漁場に訪問しました。名古屋駅から電車で津 駅へ、そこから数時間車に乗って到着です!真鯛がどの様に育っているか楽しみです。

生簀の秘密

船着場から漁場へ。透明度が高くとてもきれいな海で浜口さんの真鯛は育てられているんです。船でしばらく行くと、海上になにやら黄色やオレンジの物体が並んで浮かんでいるのが見えてきます。これはなんでしょう?!近づいてよーく見てみると・・・浮きです。その下にはなにやら網が見えます。そうです!!これが浜口 さんの生簀なんです。
浜口さんの漁場は外洋にあるため潮の流れが速く、台風等で波が荒い時は海上に生簀があると、生簀が壊れてしまう可能性があるんです。 生簀を海に沈めることでこの危険を回避しているんですね。

水面に浮きボールが浮いているだけ。生簀はどこに??

真鯛との対面

実際に真鯛を見せていただきました。まず海の中の網を船に引き寄せます。かなりの力仕事!生簀の結び目を船の上に持ち上げて外し、生簀の口をあけると・・・やっと生簀の中の真鯛と対面です。とてもきれいな赤い色をした真鯛が泳いでいました。

生簀は完全に海の中。

オリジナル飼料で元気に育て!

真鯛が赤くなったときは興奮した印。早速真鯛がお待ちかねの餌を与えます。
浜口さんが使っている餌は、真鯛のことを熟知した浜口さんならではのオリジナル飼料なんです。この餌を生簀の口めがけて撒くと、赤い真鯛たちが餌に食らいついてきます。3年魚の約2kgサイズの真鯛の給餌風景は圧巻です。給餌作業が終わるとまた生簀の口を縛って生簀を沈めます。

この大変な作業があってこそ、お客様においしい真鯛をお届けすることができるんですね。

3人がかりで引き上げ中です。

いざ試食!

漁場視察の後、浜口さんのお宅にお邪魔して2種類の 真鯛料理をご馳走になりました。1つは刺身、もう一つは浜口さんが家族でいつも食べているレシピだそうです。「この食べ方はあっさりしててとてもおいしいんだよ。」と浜口さん。食べてみると納得のおいしさ!

生簀の中は・・・

産地レシピ

浜口さん宅のレシピをみなさんにご紹介します!!

湯引き した真鯛フィレを一口サイズに切り、その上にねぎの輪切りと練り梅をのせて、ハイ!出来上がり!!

簡単すぎる・・・なのにおいしい!!練り梅の酸味が 真鯛の甘みを引き立てていて、それと同時にねぎのしゃきしゃき感がたまらない本当においしいお勧めレシピです。刺身とはまた違ったおいしさなので是非お試 しください!

結び目を縛って生簀はまた海の中に・・

豪華な試食でした!

浜口さんが環境、餌にこだわり、3年間手塩にかけて育てた真鯛です。いろいろな食べ方で是非ご賞味ください!!

真鯛の生簀はどこにある!?