宮本さんの玉ねぎ

たまねぎ

2004年10月

宮本さんの玉ねぎ

北海道

グループ名 宮本 茂さんグループ
グループメンバー 岡山一男 、 宮本 茂 、 国田文雄

10/2北海道の中心を流れる石狩川沿いにある岩見沢市の宮沢茂さんの玉ねぎ畑を訪問しました。当日の気温は10℃、北海道はすっかり秋に変わっていました。
宮本さんは、「顔が見える野菜。」としての販売は今年で2年目。玉ねぎ作りは今年で36年目という、玉ねぎ栽培のプロ中のプロです。

栽培のこだわり その1

徹底して品種にこだわっています。宮本さんが栽培する玉ねぎは「翔平」という品種です。特徴は非常にみずみずしく、実が柔らかく、糖度が高いのが特徴です。一般の玉ねぎが糖度8〜9度くらいなのに対し、当日計った「翔平」の糖度は10.5度もありました。実はこの「翔平」、宮本さんの孫の「翔平くん」から取った名前です。お孫さんの名前をつけるくらい、宮本さんにとって思い入れの強い品種です。

「やっぱり食べてもらっておいしいといわれるのが一番うれしいね。」と宮本さん。

実は、「翔平」は一般に出回っている品種に比べ、栽培が難しい品種です。普通の玉ねぎよりも作りづらいのに、なぜ宮本さんは「翔平」にこだわるのでしょうか。答えはいたってシンプルでした。「私の玉ねぎを食べて、おいしいといってくれる人々がいるからです。だから、私はこの品種にこだわるのです。」、そう言って、宮本さんは、自分の玉ねぎを食べたお客さんからのお礼のはがきをたくさん見せてくれました。宮本さんの玉ねぎ栽培の原点は、人々においしい玉ねぎを食べてもらいたいという強い思いなのです。

収穫前の玉ねぎ畑です。

栽培のこだわり その2

岩見沢は玉ねぎ栽培の最適地です。宮本さんの畑は、石狩川の支流「幌向川(ほろむいがわ)」に面しています。このあたりは、昔、年間に2-3回は川が氾濫する地域でした。川の氾濫により、川が運んできた天然のミネラル分が土壌に供給され、玉ねぎ栽培に最適な、岩見沢の恵まれた環境ができたのだ、と宮本さんは話してくれました。

おいしいたまねぎの秘密

現在宮本さんの家は、9人の大家族です。家のまわりも季節の花で埋まっています。このような生活環境がきっとおいしい玉ねぎを作っている土台になっているんだな、と思いました。

宮本さんの玉ねぎ