はるかに優れているさつまいも!?

さつまいも(べにはるか)

2012年11月

はるかに優れているさつまいも!?

鹿児島県

グループ名 尾曲 宰さんグループ
グループメンバー 吉崎幸広 、 吉崎広志 、 吉崎和広 、 吉崎和彦 、 高江広人 、 今村健造 、 祝迫正哉 、 石田義広 、 川畑兼光 、 前村俊輝 、 田中 司 、 樋渡次太 、 尾曲 宰 、 尾曲利哉 、 福留繁美

おいしいさつまいもを求めて飛び立った地は鹿児島県南九州地区。さついまいも生産量有数の産地で長年さつまいもを栽培している吉崎さんを訪問させていただきました。

豊かな自然に育まれたさつまいも

鹿児島空港から南下し、桜島を横に見ながら、茶畑を抜けて辿り着いた場所には開聞岳と東シナ海を望むさつまいも畑が広がっていました。この地域の土壌は火山灰で覆われたシラス台地で水はけがよく、さつまいも栽培に適した土壌ですが、水源確保のために遠く池田湖から導水しているそうです。
ちょっと肌寒い中、ご家族で収穫作業に取り組んでいた吉崎さん。顔が見える野菜。には、さつまいもの「べにさつま」という品種もご出荷頂いています。べにさつま・べにはるかなど青果用のさつまいも、焼酎用のさつまいもなどと1年を通して数種類のさつまいもを栽培しているベテランさんです。吉崎さんが所属する部会では、鹿児島県の農林水産物認証制度を取得しており、安心・安全で環境にやさしい栽培に取り組んでいます。

開聞岳です。雄大にそびえたつきれいな姿は「薩摩富士」とも呼ばれています。

はるかに優れている!!

外観が優れる「九州121号」と皮色や食味が優れる「春こがね」の交配により育成され、食味やいもの外観が既存品種よりも「はるか」に優れることから名づけられた『べにはるか』。
吉崎さんは5年前頃から栽培し始めたとのことですが、鹿児島県内だけではなく、全国にも出回り始めたのはここ最近。顔が見える野菜。では今年からのデビューです。
貯蔵により澱粉が糖化し、甘みのあるしっとりとしたさつまいもに仕上がっています。蒸すだけでしっとりと甘い、まるでスイートポテトのような味わいを楽しめます。

ご家族で収穫されていました。

黒いシミ?

べにはるかを見て黒いシミのような部分があっても嫌がらないで下さい。さつまいもを切ると断面から白い液体のようなものが出てくることありますよね?その液体の正体は「ヤラピン」という成分で、黒いシミの正体もそのヤラピンです。べにはるかはヤラピンを多く含み、収穫時に付着して黒ずんでしまうことがあるそうです。
おいしいさつまいもなのに、ヤラピンで見た目が悪くなってしまっているのではと、産地の方々は悩んだこともあるようです。しかし、このヤラピン厄介者ではないんです!腸の動きを活発にする作用があるといわれています。ヤラピンと食物繊維の相乗効果でより期待できそうですね!?

生産者の吉崎さんです。収穫したてのべにはるかとにっこり。ありがとうございました。

山積みのべにはるか!!食べ放題!!なんて、そんなことないです。。
生産者ごとにきちんと管理保管されています。

美味しく食べて腸内環境も整えられるなんてうれしいですよね。これから人気がでる期待大のさつまいも・べにはるかです。是非、「はるか」に優れているかお試しになってみてください。

はるかに優れているさつまいも!?